インプラント・歯周病

インプラント

インプラント治療とは

インプラント治療

天然の歯のような噛み心地が期待でき、残された歯を守るインプラント治療 インプラント治療とは、歯のなくなった場所にチタンの人工歯根を埋め込み、被せものをつける治療法です。歯が1本ない場合からすべてないケースまで、幅広い状況に対応することが可能です。 また、人工歯根を埋め込んだ後は自分の歯と同じように噛めるため、高齢の方から20代の若年層まで、全国で多くの患者さまがインプラント治療を受けています。

インプラント治療が選ばれる理由

現在では入れ歯やブリッジに代わり、歯を失った多くの方がインプラント治療を希望されます。それには、以下のような理由があります。

理由① 残っている歯に負担をかけない

歯を失ったとき、従来の治療法(部分入れ歯やブリッジ)では、歯の無くなった所を補うために、残りの健康な歯を削ったり、針金(バネ)をかける必要があります。

理由② 見た目や使用感が、自分の歯と同じorそれ以上によい

入れ歯やブリッジは見た目がよくないし、取り外しの煩わしさや、食べカスが詰まりやすいなど、審美的・機能的に多くの問題があります。それに対し、インプラントは自分の歯と同じ形になるので全く違和感がありません。しかも色や形を自由につくれるので、自分の本当の歯よりも美しくすることも可能なのです。

1本でも歯がなくなると、そこからドミノ倒しのように他の歯が損なわれてしまいます。
残された大切な歯を守るためにも、残念ながら歯を失ってしまった場合にはインプラント治療をご検討ください。

当院のインプラント治療の特徴

外科手術前の口腔内除菌(歯周病治療)で安心

手術前に歯周病の除菌治療をしっかりと行うので、手術時の感染リスクがほぼなく、術後の回復も比較的早くなります。

光学スキャナで型取りが1分

歯科医院の型取りで吐き気がしたり、長時間かかって負担に感じたりした方も多いのではないでしょうか。当院では光学スキャナを用いて照射するだけで、1分で型取りが終わります。しかも3D画像で正確に取り込むので、精密なインプラント施術が可能になります。

予防治療に強いクリニックだからメンテナンスも安心

インプラントを長持ちさせるには定期健診が欠かせません。当院は「か強診」の認可を受けた予防に力を入れているクリニックなので、安心してメンテナンスに通っていただけます。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療の種類

インプラント治療の種類

体となじみのよいチタンを使用した安心のインプラント施術 インプラントは、骨となじみをよくするために表面処理が行われたチタンでできています。チタンは生態親和性が非常に高く、人工関節など幅広い分野で使用されている素材です。

費用

スタンダードインプラント(2ピース) 330,000円(税込)
プレミアムインプラント(2ピース) 440,000円(税込)

インプラント治療の流れ

1お口の型取り

光学スキャナを用い、約1分で精密な3Dデータの型取りを行います。

2歯周病の治療

手術の前にお口の中をお掃除し、除菌する歯周病治療をしっかりと行い、手術時の感染のリスクを低くします。

3CT撮影

顎骨の三次元的なレントゲン写真を撮ります。骨の状態や厚みなどを詳しく診断します。またインプラントを埋め込む位置や角度をシミュレーションします。

4埋め込み手術

人工歯根(チタン製のネジ)を埋め込みます。大体1~2時間位の手術で、抜歯程度の負担感で済みます。

5定期チェック

骨とインプラントがくっつくまで、約3~6カ月待ちます。その間は感染が起きていないかなどを定期的に検査します。

6キャップ交換

骨とインプラントがくっついたら、歯茎の中に埋まっているキャップを交換し、歯茎から出るタイプのキャップにします。

7型取り

被せものをつくるために精密な型取りをします。

8被せもの完成

インプラントの土台に人工の歯をかぶせて完成です。

インプラントの手術後に注意すること

手術後の数日間は歯科医師の指示に従って安静にし、お食事も固いものを避けるなどして、ご配慮をお願いします。
麻酔が切れた手術後の数日間は、痛みや腫れが出ることがあります。
通常、こうした痛みや腫れは1~2週間で治っていく場合がほとんどです。この期間中は、食事もなるべく固いものを避けるなど、ご配慮をお願いしております。

歯周病

歯周病とは

歯周病とは

歯周病はカビと菌による感染症。気づいたときには深刻な事態になっていることも! 「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれる歯周病は、初期段階では自覚症状が現れない、気づいたときにはかなり進行している恐ろしい病気です。放置していると、痛みや腫れ・出血を自覚したときには歯を失う一歩手前になっていたというケースも後を絶ちません。 このような事態を防ぐためには、定期健診で早い段階で治療を行うこと、毎日のご自宅でのケアを継続することが必要になります。 歯周病は歯科衛生士による歯のクリーニングとご自宅でのケアによって大半の方は改善しますが、もしも重度の歯周病になってしまった場合には、除菌という画期的な治療法もあります。

歯周病の進行段階

1. 健康な状態

歯と歯茎のすき間(ポケット)もなく、歯茎が引き締まっている。

2. 軽度歯周病

歯茎が赤く腫れあがり、歯を磨いたり、固いものを食べたりしたときに出血することもある。

3. 中度歯周病

ポケットの炎症が慢性化して、骨が溶けはじめる。口臭もあり、歯が浮いたような感じがする。

4. 重度歯周病

歯根を支えている骨がほとんど溶けてしまう。歯根が露出し歯のグラつきがひどくなり、歯が抜けてしまう場合や、歯科医院によっては抜歯を勧められる場合もある。

歯周病の原因は

歯周病

原因はカビと歯周病菌です。口臭・口の中のねばつき・歯茎の腫れや出血・歯のぐらつきが気になったことはないでしょうか?これらはすべて歯周病の症状です。実は18歳以上のほとんどの方が歯周病菌に感染しているといわれています。症状や進行度に個人差があるだけで、皆さま感染しているのです。

原因1.お口の中のカビ(カンジダ)

原因の一つに、お口に棲むカビ(カンジダ)があります。このカビはお口の中などの常在菌であり、誰でも持っているものですが、口腔内の状態が悪くなると増殖し、歯周病菌の棲み家になり、歯周病菌を守ってしまうのです。
このカビは歯磨き粉に含まれている薬用成分では死にませんし、カビが増殖している限り、薬用成分は歯周病菌に完全には届きません。そこで特殊なカビ除菌用のお薬が必要になるのです。

原因2.通常の歯周病菌

もうひとつの原因は、通常の歯周病菌です。一般的な歯周病治療では、歯石取りと歯面清掃を行いますが、実はこの歯周病菌を除菌しない限り、再発の恐れをなくすことはできません。

全身の健康にも悪影響を及ぼす歯周病

全身の健康にも悪影響を及ぼす歯周病

歯周病を放置すると、心臓病や脳の血管障害、糖尿病といった全身疾患の引き金になる危険性があることがわかってきました。歯周病と深い関連があるとされる全身疾患は以下の通りです。

肺炎

高齢の方では、物がうまく飲み込めなくなり、歯周病菌が肺に入ってしまい、増殖して肺炎を起こすことがあります。

脳卒中

動脈硬化を引き起こすことが原因で起きます。

心臓病

歯周病菌のつくり出す物質が血液中に流れ、冠状動脈の壁を肥厚させ、血管が詰まり動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。歯茎の健康な人に比べ、2.8倍の危険性があります。

糖尿病

インスリンの働きを抑える物質が歯周病の場所に大量に集まっている、マクロファージという細胞から出されます。また、肝臓の糖の分解を抑え、すい臓のインスリン分泌障害を起こすといわれます。 重症の歯周病の場合、軽症の人に比べ、2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。

除菌治療

当院での歯周病治療

歯周病をじっくりと改善するPMTC(歯のクリーニング)とご自宅のケア

「か強診」認可を受けている当院では保険内で歯周病改善の治療を受けることが可能です。歯のクリーニング(PMTC)とご自宅でのケアにより、地道に歯周病を改善することができます。他院で歯を抜くしかないと言われた方も諦めずにまずはご相談ください。

歯周病を根本から治療する画期的な「除菌」治療

当院では、歯磨きと飲み薬で歯周病を治す、新しい治療法「歯周除菌治療」を取り入れております。これは熊本県天草の生田斗南先生が提唱し、日本中で注目され、雑誌等でも多数取り上げられている治療法です。
まず、ご自身のお口の中の歯垢(プラーク)を取り、顕微鏡で調べます。ほとんどの方がお口の中にいる菌を見てショックを受けられます。

除菌は、菌の種類や量により、カビを殺す歯磨き剤による歯磨きと歯周病菌に効果があるとされる内服薬によって行います。
同時に、菌やカビの棲み家になる歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)のお掃除をしつつ、特殊な消毒液で洗浄します。
約1週間後、再度顕微鏡で検査します。除菌されたことを確認した後、通常の虫歯治療などに移ります。

この治療法のすごいところは、除菌して汚れを取り除くことで、歯周病によりダメージを受けた歯茎や溶かされた顎骨が再生する点にあります。つまり、今までなら抜歯するしかないグラグラの歯も残せる可能性があります。

除菌治療なら外科治療をせずに短期間で歯周病を改善できる

当院が歯周病の除菌治療をお勧めするのには4つの理由があります。

理由①
クリーニングとケアの歯周病治療では再発の恐れがある

クリーニングでは歯周病菌の棲み家である歯垢などを取り除くことで改善を図りますが、菌が完全に除去できるわけではありません。歯周病菌がある限り、再発の恐れはつきまといます。

理由②
外科的処置と違い、患者さまの負担が非常に低い

重度の歯周病で行われる外科処置は、メスを使うので患者さまに時間的にも身体的にも大きな負担をかけます。歯磨きと飲み薬で除菌する治療法ならほとんど患者さまに負担をかけることがありません。

理由③
虫歯治療・義歯・補綴・インプラントなどすべての治療の土台としての除菌

どんな治療を行う上でも大切なのは、歯の土台である歯茎や歯の骨が健康であることです。土台がしっかりしていなければせっかくの治療が長持ちしません。

理由④
クリーニングで削られた歯が全身疾患の原因となる恐れ

クリーニングにはもちろん一定の効果がありますが、歯の表面についた汚れが歯や歯茎の一部と一緒に体内に入ってしまうことは避けられません。また、歯石を取る器具は刃物なので、周囲の歯茎から少し出血することがあります。そこから菌が血中に入り、全身に流れていくと、全身疾患を引き起こすリスクが生じるのです。

歯周除菌治療の流れ

1顕微鏡検査を行います

お口の中の歯垢(プラーク)を取り、顕微鏡を使ってお口の中の細菌の状況を確認する検査です。お口の中に歯周病の病原菌やカビ菌が存在するかどうかを確認します。

2歯周検査を行い、口腔内写真を撮ります

歯と歯茎の溝(ポケット)の深さを測り、治療前のお口の中の状態を写真で記録します。

3歯周病原菌やカビ菌を退治します

必要に応じて、抗生物質の内服と、カビ取り歯磨剤での歯磨きを行います。

4歯の表面の歯石を取り除き、歯磨きレッスンを行います

歯肉の上にある歯石を取り除きます。また、歯磨きの指導も行います。

5もう一度、顕微鏡検査と歯周検査を行います

歯周病治療が順調に進んでいるかどうかを確認します。

6歯周ポケットの中の歯石を取り除きます

歯肉の下にある歯石を取り除く歯茎の大掃除を行います。
※それでも歯周病の改善が見られない場合は、外科的手術が必要となります。

これらの過程のあと、虫歯や噛み合わせなどの治療を行います。 また、定期健診にて歯周病の再発を防止します。

歯周病を進行させる悪玉菌の種類

歯周病を進行させる悪玉菌の種類

歯周病の進行を進める悪玉菌には、次のようなものがあります。

カビ菌(カンジダ菌)

カビ菌はお口の中に必ず棲みついている菌ですが、大量に増えると歯茎が腫れるなどの悪い影響が出てきます。また、カビ菌は歯周病原菌の棲み家にもなり、これを減らすことにより歯周病原菌も少なくなると考えられています。

スピロヘータ(歯周病原菌)

蛇のようにウネウネと動き、歯肉の中で毒素を出しながら増殖する毒性の強い歯周病原菌です。このスピロヘータの数によって治療方針が分かれます。

運動性桿菌(かんきん)

口腔常在菌で、ウインナーが飛び回っているように動きの速いのが特徴です。歯肉の中で毒素を出しながら増殖し、口臭の原因にもなります。お口の中が汚れている場合は、砂嵐のように多量に見られます。

原虫

歯肉アメーバや、口腔トリコモナス(べん毛虫類)などの単細胞の原性動物。これらは重症症例に見られます。

虫歯・歯周病菌を抑制してくれるL8020乳酸菌

お口の中の虫歯菌や歯周病菌を抑え、よい菌で満たす方法にL8020乳酸菌(正式名称は「ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株」)の摂取があります。
広島大学の二川浩樹教授が開発され、現在さまざまな形で商品化されています。お口の中に菌が感染する前のお子さまや、歯周除菌内科療法後の空白地帯になった状態で摂取していただければ、悪い菌が棲み着いてしまう前によい菌でお口の中を満たすことができます。
そうすれば、虫歯や歯周病になるリスクが減るだけでなく、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病も防ぐことに繋がります。
もし、ご興味がありましたらお近くのスタッフにお声がけください。

メリット

デメリット

費用

虫歯・歯周病菌を抑制してくれるL8020乳酸菌 2,750円(税込)

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