歯周病

歯周病とは

歯周病とは

歯周病はカビと菌による感染症。気づいたときには深刻な事態になっていることも! 「サイレント・ディジーズ(沈黙の病気)」とも呼ばれる歯周病は、初期段階では自覚症状が現れない、気づいたときにはかなり進行している恐ろしい病気です。放置していると、痛みや腫れ・出血を自覚したときには歯を失う一歩手前になっていたというケースも後を絶ちません。 このような事態を防ぐためには、定期健診で早い段階で治療を行うこと、毎日のご自宅でのケアを継続することが必要になります。 歯周病は歯科衛生士による歯のクリーニングとご自宅でのケアによって大半の方は改善しますが、もしも重度の歯周病になってしまった場合には、除菌という画期的な治療法もあります。

歯周病の進行段階

1. 健康な状態

歯と歯茎のすき間(ポケット)もなく、歯茎が引き締まっている。

2. 軽度歯周病

歯茎が赤く腫れあがり、歯を磨いたり、固いものを食べたりしたときに出血することもある。

3. 中度歯周病

ポケットの炎症が慢性化して、骨が溶けはじめる。口臭もあり、歯が浮いたような感じがする。

4. 重度歯周病

歯根を支えている骨がほとんど溶けてしまう。歯根が露出し歯のグラつきがひどくなり、歯が抜けてしまう場合や、歯科医院によっては抜歯を勧められる場合もある。

歯周病の原因は

歯周病

原因はカビと歯周病菌です。口臭・口の中のねばつき・歯茎の腫れや出血・歯のぐらつきが気になったことはないでしょうか?これらはすべて歯周病の症状です。実は18歳以上のほとんどの方が歯周病菌に感染しているといわれています。症状や進行度に個人差があるだけで、皆さま感染しているのです。

原因1.お口の中のカビ(カンジダ)

原因の一つに、お口に棲むカビ(カンジダ)があります。このカビはお口の中などの常在菌であり、誰でも持っているものですが、口腔内の状態が悪くなると増殖し、歯周病菌の棲み家になり、歯周病菌を守ってしまうのです。
このカビは歯磨き粉に含まれている薬用成分では死にませんし、カビが増殖している限り、薬用成分は歯周病菌に完全には届きません。そこで特殊なカビ除菌用のお薬が必要になるのです。

原因2.通常の歯周病菌

もうひとつの原因は、通常の歯周病菌です。一般的な歯周病治療では、歯石取りと歯面清掃を行いますが、実はこの歯周病菌を除菌しない限り、再発の恐れをなくすことはできません。

全身の健康にも悪影響を及ぼす歯周病

全身の健康にも悪影響を及ぼす歯周病

歯周病を放置すると、心臓病や脳の血管障害、糖尿病といった全身疾患の引き金になる危険性があることがわかってきました。歯周病と深い関連があるとされる全身疾患は以下の通りです。

肺炎

高齢の方では、物がうまく飲み込めなくなり、歯周病菌が肺に入ってしまい、増殖して肺炎を起こすことがあります。

脳卒中

動脈硬化を引き起こすことが原因で起きます。

心臓病

歯周病菌のつくり出す物質が血液中に流れ、冠状動脈の壁を肥厚させ、血管が詰まり動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。歯茎の健康な人に比べ、2.8倍の危険性があります。

糖尿病

インスリンの働きを抑える物質が歯周病の場所に大量に集まっている、マクロファージという細胞から出されます。また、肝臓の糖の分解を抑え、すい臓のインスリン分泌障害を起こすといわれます。 重症の歯周病の場合、軽症の人に比べ、2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。

虫歯になりにくいお口にするために

小児歯科(虫歯になりにくいお口にするために)

フッ素を歯の表面に塗布することにより、エナメル質(歯の表面層)を強化し、虫歯の原因である酸によって歯が溶かされるのを防ぎます。酸で柔らかくなりかけているエナメル質を再び硬くする「再石灰化」の作用もあるため、虫歯の予防にとても効果的です。

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