歯周病の除菌治療

当院での歯周病治療

歯周病をじっくりと改善するPMTC(歯のクリーニング)とご自宅のケア

「か強診」認可を受けている当院では保険内で歯周病改善の治療を受けることが可能です。歯のクリーニング(PMTC)とご自宅でのケアにより、地道に歯周病を改善することができます。他院で歯を抜くしかないと言われた方も諦めずにまずはご相談ください。

歯周病を根本から治療する画期的な「除菌」治療

当院では、歯磨きと飲み薬で歯周病を治す、新しい治療法「歯周除菌治療」を取り入れております。これは熊本県天草の生田斗南先生が提唱し、日本中で注目され、雑誌等でも多数取り上げられている治療法です。
まず、ご自身のお口の中の歯垢(プラーク)を取り、顕微鏡で調べます。ほとんどの方がお口の中にいる菌を見てショックを受けられます。

除菌は、菌の種類や量により、カビを殺す歯磨き剤による歯磨きと歯周病菌に効果があるとされる内服薬によって行います。
同時に、菌やカビの棲み家になる歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)のお掃除をしつつ、特殊な消毒液で洗浄します。
約1週間後、再度顕微鏡で検査します。除菌されたことを確認した後、通常の虫歯治療などに移ります。

この治療法のすごいところは、除菌して汚れを取り除くことで、歯周病によりダメージを受けた歯茎や溶かされた顎骨が再生する点にあります。つまり、今までなら抜歯するしかないグラグラの歯も残せる可能性があります。

除菌治療なら外科治療をせずに短期間で歯周病を改善できる

当院が歯周病の除菌治療をお勧めするのには4つの理由があります。

理由①
クリーニングとケアの歯周病治療では再発の恐れがある

クリーニングでは歯周病菌の棲み家である歯垢などを取り除くことで改善を図りますが、菌が完全に除去できるわけではありません。歯周病菌がある限り、再発の恐れはつきまといます。

理由②
外科的処置と違い、患者さまの負担が非常に低い

重度の歯周病で行われる外科処置は、メスを使うので患者さまに時間的にも身体的にも大きな負担をかけます。歯磨きと飲み薬で除菌する治療法ならほとんど患者さまに負担をかけることがありません。

理由③
虫歯治療・義歯・補綴・インプラントなどすべての治療の土台としての除菌

どんな治療を行う上でも大切なのは、歯の土台である歯茎や歯の骨が健康であることです。土台がしっかりしていなければせっかくの治療が長持ちしません。

理由④
クリーニングで削られた歯が全身疾患の原因となる恐れ

クリーニングにはもちろん一定の効果がありますが、歯の表面についた汚れが歯や歯茎の一部と一緒に体内に入ってしまうことは避けられません。また、歯石を取る器具は刃物なので、周囲の歯茎から少し出血することがあります。そこから菌が血中に入り、全身に流れていくと、全身疾患を引き起こすリスクが生じるのです。

歯周除菌治療の流れ

1顕微鏡検査を行います

お口の中の歯垢(プラーク)を取り、顕微鏡を使ってお口の中の細菌の状況を確認する検査です。お口の中に歯周病の病原菌やカビ菌が存在するかどうかを確認します。

2歯周検査を行い、口腔内写真を撮ります

歯と歯茎の溝(ポケット)の深さを測り、治療前のお口の中の状態を写真で記録します。

3歯周病原菌やカビ菌を退治します

必要に応じて、抗生物質の内服と、カビ取り歯磨剤での歯磨きを行います。

4歯の表面の歯石を取り除き、歯磨きレッスンを行います

歯肉の上にある歯石を取り除きます。また、歯磨きの指導も行います。

5もう一度、顕微鏡検査と歯周検査を行います

歯周病治療が順調に進んでいるかどうかを確認します。

6歯周ポケットの中の歯石を取り除きます

歯肉の下にある歯石を取り除く歯茎の大掃除を行います。
※それでも歯周病の改善が見られない場合は、外科的手術が必要となります。

これらの過程のあと、虫歯や噛み合わせなどの治療を行います。 また、定期健診にて歯周病の再発を防止します。

歯周病を進行させる悪玉菌の種類

歯周病を進行させる悪玉菌の種類

歯周病の進行を進める悪玉菌には、次のようなものがあります。

カビ菌(カンジダ菌)

カビ菌はお口の中に必ず棲みついている菌ですが、大量に増えると歯茎が腫れるなどの悪い影響が出てきます。また、カビ菌は歯周病原菌の棲み家にもなり、これを減らすことにより歯周病原菌も少なくなると考えられています。

スピロヘータ(歯周病原菌)

蛇のようにウネウネと動き、歯肉の中で毒素を出しながら増殖する毒性の強い歯周病原菌です。このスピロヘータの数によって治療方針が分かれます。

運動性桿菌(かんきん)

口腔常在菌で、ウインナーが飛び回っているように動きの速いのが特徴です。歯肉の中で毒素を出しながら増殖し、口臭の原因にもなります。お口の中が汚れている場合は、砂嵐のように多量に見られます。

原虫

歯肉アメーバや、口腔トリコモナス(べん毛虫類)などの単細胞の原性動物。これらは重症症例に見られます。

虫歯・歯周病菌を抑制してくれるL8020乳酸菌

お口の中の虫歯菌や歯周病菌を抑え、よい菌で満たす方法にL8020乳酸菌(正式名称は「ラクトバチルス・ラムノーザスKO3株」)の摂取があります。
広島大学の二川浩樹教授が開発され、現在さまざまな形で商品化されています。お口の中に菌が感染する前のお子さまや、歯周除菌内科療法後の空白地帯になった状態で摂取していただければ、悪い菌が棲み着いてしまう前によい菌でお口の中を満たすことができます。
そうすれば、虫歯や歯周病になるリスクが減るだけでなく、糖尿病や心筋梗塞などの生活習慣病も防ぐことに繋がります。
もし、ご興味がありましたらお近くのスタッフにお声がけください。

メリット

デメリット

費用

虫歯・歯周病菌を抑制してくれるL8020乳酸菌 2,750円(税込)

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