当院では金属を用いた補綴物はお勧めしていません。金属アレルギーには目に見えない形で全身に影響を及ぼす恐れがあるからです。人体のメカニズムを狂わせることから、肥満・糖尿病・発癌・老化などとも無縁ではないという見解も出されています。具体的な病名としては、掌蹠膿疱症・扁平苔癬・皮膚炎などの歯科金属疹(遅発性金属アレルギー疾患)が挙げられます。
口の中の金属(歯科用金属)は大変過酷な環境のため、イオン化して溶け出しやすく、唾液や口腔細菌、血液などのタンパクと結合して抗原性(アレルギー性)を持つようになります。特に口腔内に2種類の金属が存在した場合、質のよくない方の金属(イオン化傾向の高い金属)の溶けるスピードが加速するのです。
こうした理由により、当院では、金属を用いない審美補綴を提供しております。