【小児歯科】子どもの歯ぐきが腫れてる!子どもでも歯周病になる可能性が?!
「歯周病は大人だけの病気」と思っていませんか?実は、子どもにも歯周病が発症することがあります。特に、歯ぐきの腫れや出血が見られる場合は注意が必要です。今回は、子どもに見られる歯周病の種類とその予防方法について分かりやすくお伝えします。
子どもに見られる歯周病はどんなもの?
子どもに発生しやすい歯周病の種類を4つご紹介します。
萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)
「萌出性歯肉炎」は、特に6歳臼歯や12歳臼歯など、新しい永久歯が生えてくるときによく見られます。
歯が完全に生えるまでには時間がかかり、その途中では部分的に歯ぐきに覆われているため、歯磨きがしづらくなります。また、生えたばかりの奥歯の溝は深く、汚れがたまりやすいのも原因の一つです。
このような状態で起こる炎症が「萌出性歯肉炎」と呼ばれ、一時的なものがほとんどです。歯がしっかり生えそろえば自然と治ることが多いですが、炎症がひどい場合は早めに歯医者に相談してください。
不潔性歯肉炎(ふけつせいしにくえん)
不潔性歯肉炎は、大人の歯周病と同じように、歯垢(プラーク)がたまって炎症を引き起こします。お子さまの場合、歯磨きの力加減が難しく、歯ぐきを傷つけてしまうことがあり、そこに歯垢が残っていると、細菌が入り込んで炎症を起こすことがよくあります。
また、口呼吸が習慣化しているお子さまは、口の中が乾燥しやすく、唾液の分泌が減るため、歯垢がたまりやすくなります。丁寧に毎日の歯磨きを心がけることが大切ですが、定期的に歯医者でクリーニングを受けることで、歯垢や歯石もしっかり取り除くことができます。
思春期性歯肉炎(ししゅんきせいしにくえん)
思春期に見られる歯肉炎で、「思春期性歯肉炎」と呼ばれるものがあります。これは、小学校高学年から高校生くらいの子どもに多く見られ、ホルモンバランスの変化が原因です。特に女の子の場合、ホルモンの影響で歯周病にかかりやすくなります。
この時期は、部活や勉強で忙しく、食事や歯磨きが不規則になりがちなので、歯肉炎が進行しやすくなります。毎日の歯磨きをしっかり行い、定期的に歯医者でクリーニングを受けることが大切です。
侵襲性歯周炎(しんしゅうせいししゅうえん)
侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)は、10代から30代の若い世代で発症することが多い歯周病です。進行がとても早いことが特徴で、家族内で発症することも多く遺伝的な要因があると考えられています。
この歯周病にかかると、歯を支えている骨(歯槽骨)が急速に溶けてしまい、歯がぐらつくようになります。放置すると、若い年齢で歯を失うリスクが高くなるので、少しでもおかしいなと感じたら、すぐに歯医者へ受診することが大切です。
子どもの歯を歯周病から守るには?
子どもが歯周病になるのを防ぐためには、まずは毎日の正しい歯みがき習慣を身につけることが重要です。
✓食事の後には必ず歯を磨く
✓就寝前には特に時間をかけて丁寧に磨く
✓小学生のうちは親御さまが仕上げ磨きのサポートをする
これらを家族みんなで心がけて、お子さまのお口の健康を守りましょう。
また、定期的に歯科検診に行き、歯医者でのケアを取り入れることで、さらにお子さまの歯を守ることができます。気になることがありましたら、早めに歯医者へご相談ください。
高座渋谷で小児歯科をお探しなら、高座渋谷パール歯科・矯正歯科へ
子どもの歯周病は、早めの発見と治療がとても大切です。当院の小児歯科では、お子さま一人ひとりに合ったケアを行い、歯や歯ぐきの健康をしっかりサポートしています。もしお子さまの歯ぐきに腫れや出血が見られた場合は、高座渋谷にある「高座渋谷パール歯科・矯正歯科」へお気軽にご相談ください。
また、当院は「か強診(かきょうしん)」認定歯科医院ですので、一般的な歯医者よりも保険が適用される範囲が広く、さまざまなサービスを受けることができます。また、人員配置や医療機器などの設備が充実しているため、お子さまだけでなく親御さまにも安心して通院していただけます。